(注)この記事は,個人的にやりこんでいるPt/HGSSのバトルフロンティア(以下5種)がDPリメイクで
完全再来するのを期待していたところ,クロツグの待つバトルタワーしかリメイクされずにちょっと残念になった私が,「じゃあ剣盾で他の施設を再現するしかないな。まずは,一番やりがいがあるバトルファクトリーだ!」と思い,夏休みにぼーっと考えた進捗を書き残すという単なるメモ書きである。だから,読んでいて面白いものとは言い難いし,内容もペラペラだ。
バトルファクトリーの基本的仕組み
バトルファクトリーは,7戦を1周と計算する。周の初めにポケモンが6匹提示され,その中から3匹を選び,戦いに出る。相手に勝つと,相手のポケモン1体と自分のポケモン1体を交換して次戦に臨める。それを繰り返して,勝ち進んでいく。ただし,各試合勝利後における交換はプレイヤー側の任意であり,交換しないという選択も可能。交換しなかったからといって,次の試合以降交換できなくなったりすることはない。
ここで面白いのは,周の初めに提示される6匹はポケモンの技・実数値などの情報はすべて与えられ,じっくり吟味できるが,各試合終了後における交換時はそのような情報を見ることはできず,その試合の中で得た情報(例えば「あのロズレイドはリーフストーム打ってきたな」)から判断するしかない点。ゆえに,交換するしないの選択が難しくなって面白みを増す。
さらに,各ポケモンの型は4つと決まっている。ライコウを例に以下。
ライコウ① おくびょうCS 10まんボルト・シャドーボール・でんじは・ひかりのかべ @ラムのみ
ライコウ② ようきAS かみなりのキバ・かみくだく・アイアンヘッド・おんがえし @おうじゃのしるし
ライコウ③ ひかえめCS かみなり・じんつうりき・シグナルビーム・あまごい @ものしりメガネ
ライコウ④ ひかえめCS 10まんボルト・じんつうりき・シャドーボール・めいそう @シュカのみ
大体どのポケモンでも ①シンプルに扱いやすい標準型。技威力はそこそこ
②いわゆる変態型。どくどくかげぶんしん
3色パンチ+きあいパンチ
物理型サンダー etc.
変態型は地味に強かったりする
③癖があるが,明確な戦術を持ち,大ダメージを与えうる型
④最強の型。金ネジキ御用達。 ハチマキカイリュー etc.
のように分類でき,どの型を手に入れられたかは戦況を大きく左右する。だから,「相手のロズレイドをもらおうと思ったが,こちらのマニューラがロズレイドに先制して一撃で倒した。ロズレイドの情報は何も得られなかった。このロズレイドは果たしてどの型だったのか?もらうべきか?」などの事象が容易に起こり,なお面白い。
このような中連勝していき,7連勝すると1周が終わり,一度ポケモンはすべて返却する。そして再び,6匹の中から3匹選んで2周目スタート。これを7周繰り返すと金ネジキにたどり着く。
剣盾での再現にあたって
まず大前提として,私はプログラマーではないので,ポケモンソフトのデータをいじるのはできないし,それはもはや犯罪行為にすらなりうる。ゆえに,「1周を7連勝とする」などは再現不可能であり,諦める。ここでは,
(1) はじめに6匹提示され,その中から3匹選んでゲームスタート
(2) 試合終了後,ポケモンを交換しても良い という2点に絞って再現を行う。
また,(3)現実または通話アプリ上などに,ある程度大勢のプレイヤーが集まって,YY通信で遊ぶことを前提とする。
(3)
ある程度参加者が集まったとする。遊び方は様々あるのだろうが,やはり1人の優勝者が決まる遊び方が楽しく,望ましいと思う。例えば典型例として,適当にブロックに分け総当たり戦で予選を行い,予選上位数名で決勝トーナメントを行う→優勝者確定。
(1)
<事前準備>
まず企画者は,登場させるポケモンの型をすべて作る。型は本来のバトルファクトリーでは4種類だが,3種類(①使いやすい標準型+②ネタ枠変態型+③ガチ構成型)で十分と思う。登場させるポケモンは,準伝含め剣盾で使える最終進化ポケモンor進化しないポケモンor中間進化でもそれなりに強いポケモン(例: サイドン)。すべての型を考えるのは大変なので,本来のバトルファクトリーに存在したポケモンについては,その型をパクればよい。Kトさんという熟練者が,すべての型を調査してネット上に公開してくださっているため,それを参考に。
また,個体値はすべて31。努力値は2種ぶっぱで4振り禁止。そして,特性は通常特性のみ。ただし,バトルファクトリーでは,複数の通常特性があるポケモンの特性はランダムだったため,今回もそのようにする。
次にプレイヤーは,くじを引く。このくじは,企画者が用意する。くじで何を決めるのかと言えば,プレイヤーが使うポケモンとその型。だから,くじを引くと,
「ラムパルド③」「エンテイ①」「ジュラルドン②」「インテレオン①」のように,プレイヤーは自分が使うポケモンとその型を知ることになる。そして,イベント当日までに,そのポケモンはプレイヤー自身で育成する(通常特性が複数ある場合,自由に決めてよい)。ゆえに企画者は予め,全ポケモンの情報をプレイヤーに公開して,閲覧できるようにしておかねばならない。
しかし,これでは,③の型をたくさん引けた者が有利になりやすいため,くじを分ける。また,6体見せ合い選出3体だと全く使われないポケモンが出てきかねないため,4体見せあい3体選出とする。例えば,プレイヤーはくじA(①の型が出る)から2体,くじB(②の型)から1体,くじC(③の型)から1体引くというように。
(2)
<当日>
プレイヤーは,くじに従って育成してきた4体を用いてバトルをする。あらかじめ企画者が作ったポケモンの型一覧をみながら試合するのは禁止するので,必要なら前日までに頭に叩き込むしかない。そして,勝者は試合後に,自身のポケモン4匹のうち1匹と,相手のポケモン4匹のうち1匹を交換する自由がある。ただし,相手のポケモンの情報は戦闘中に判断するほかない。交換もまた,YY通信で行う。そして,勝者も敗者も次の試合に臨む。
優勝者が決まればそれでイベント終了。最終的に手元に残った4匹は自分のものにして持ち帰ってよいこととする。
後記
相変わらず文章をだらだら書いているため,なんか面倒くさそうな遊びだと思うかもしれないが,実際に何も難しいことはないし,それなりにバトルファクトリーを再現できたと思う。特に,バトルファクトリーのあの何とも言えない気分を最大限味わえるように考えたつもり。
画像: ポケットモンスタープラチナ - バトルフロンティア (serebii.net)
以 上