O.K.の戯言

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【S15 最終2108, 115位】ディンルーの大大大逆襲

《はじめに》

 おはこんばんにちは。O.K.です。初めてレート2100という大台に到達できたので,記念に記事を残します。

 

《構築概要》

 使用率がふるわないディンルーを復権させるべくいろいろ試したところ,こだわりハチマキを持たせてアタッカーになればその圧倒的な種族値により有象無象に撃ち勝てることがわかったので,今期はそれを軸に構築を考えることにした。

 あとはそれに合わせて残り4匹を考え,最後の1枠にはぼくが考えた最強の受け構築破壊枠「南国ナッシー」を入れて構築が完成。このナッシーはとにかく本質すぎるのでそこだけでも読んでいってください。ナッシーを世に広めるために今期頑張ったといっても過言ではないので...。

 また,全体的にメジャーな型とは一線を画して育成しており,それも大きな武器となった。

 

《個体紹介》 

 

1. ディンルー

241(84)-178(252+)-145--100-87(172)

☆S実数値87→速いガチグマまで抜くため

 A特化ハチマキの火力により,以下のような結果を得られる。

 ・大多数のガチグマ:上から地震2発で勝ち

 ・大多数のハバタクカミ:ムンフォ耐えて地震で勝ち

 ・大多数のカイリュー:押し勝てる

 ・炎ポン:エッジで1発

 ・その他イエカシラ,サーフゴー,ドヒドイデなどにも滅法強い

 

 雑に初手に投げて数的有利を取りに行くこともできるし,後発で投げることもできる。他のポケモンと組み合わせてうまく相手にテラスを切らせ,一貫した地震やしっぺ返しを連打する動きがとにかく強かった(例:パオジアンをちらつかせてカイリューにテラスを切らせ,ディンルーで地震連打[火力高すぎて交代不可能])。

 S実数値を87まで引き上げた点も大きな特徴で,これによりほとんどのガチグマを上から地震地震で倒すことができた。よって後投げガチグマは何もできずに退場していくこととなり,対面からノーマルテラスの超火力ガチグマにも勝つことができる。これでかなりの勝ち数を稼いでいる。

 

 このポケモンは基本初手投げで読まれるため,初手にウーラオスやパオジアンを投げられることが多かった。なので実際は,これらのポケモンにテラスを切らずに戦えるポケモンを初手に出し,ディンルーは後発で出す試合が多かった。苦手なポケモンが多いときは素直に選出を諦めていた。

 

2. カイリュー

167(4)-154-103()-152(252)-120-145(252+)

 初手ウーラオスや後投げランドロスなど,ディンルーが困るポケモンに対処するために採用した。クリアチャームカイリューも考えたが,基本的に役割対象が特殊方面に脆く,お相手に予想外の動きを押しつけられる点で特殊技を採用した。ただし,ハバタクカミに対する打点としてや最後の削りのために両刀となっている。

 

<使った感想>

 ・カイリューにとんぼ返りするウーラオスは体感少なく,素直に10まんボルトが刺さることが多かった。

 ・Sを最速まで振ったので,ランドロスには上から一方的に冷凍ビームを押しつけられた。

 ・誰も特殊カイリューが最速だとは思わないので,テラスを切らずにスケショの起点にしようとしてくるカイリューを返り討ちにできた。

 ・電テラじゃなくてノマテラならなあ...という場面はいくつかあったが,電テラのおかげで電磁波を拒否したり10まんボルトの火力を上げたりして勝った試合もあるのでそこは諸説。

 

3. ブリジュラス

165--151(4)-194(252+)-85-137(252)

 Youtubeで実況者のバンビーさんが紹介しているのを見て強そうだったので使ってみたところ,案の定強かった。こちらも基本は先発で投げ,対ウーラオス・パオジアン・アシレーヌなどを筆頭にテラスを切らずに対面有利を取りやすいポケモンとして採用した。襷パオジアンが初手に投げられることが異常なほど多かったので,お相手の構築のパオジアンが襷っぽく見えたらよく初手に投げていた。

 ちなみにお相手のブリジュラスは結局最後まで対策不可能でした...。

 

4. パオジアン

155-172(252)-101(4)--85-205(252+)

 お相手にテラスを切らせやすく,ウーラオス以外には対面的に滅法強いので採用した。基本的に受け寄り系の構築はハチマキディンルーの高火力を押しつける形で対処していたが,カイリューにアンコールがない関係上,度を超えて堅くなったポケモンは対策できていないので,そこに絶対零度で試行回数を稼いでいた。実際には,壁下の立て籠るヌメルゴンや初手のディンルーなどに撃っていた。

 なお,相手の構築にウーラオスがいると初手には出せない。

 

 ドヒドイデママンボウに零度は必中⇔キョジオーンには威力0。これが世の理。

 

5. ハバタクカミ

155(196)--116(244+)-155-155-164(68)

 ここまででハッサムが無理すぎたので,ハッサム対策で1枠とることにした。ハッサム入り以外にも時々出したが,最後に詰めで使うには火力が足りなさ過ぎて,適当に場を荒らすイメージで使っていた。環境に速いカミが多すぎたという点を踏まえても正直微妙だった。

 

6. 南国ナッシー

201(244)--140(180+)-145-95-76(84)

S実数値76→無振りハピナス抜き

全国図鑑番号: 103

分類: やしのみポケモン

その名も南国ナッシー

別名アローラナッシー

 

 この構築の本質ですらあるポケモン。今主流のグライオン入り受け構築に対する私なりの回答である。受けループを以前使っていたことがあるが,基本的に彼らは機械的に選出を決めている。こちらはディンルーが入っているので,基本的にグライオンが初手に来ることになる。

 そこで,グライオンを捕まえて,テラスを切らずにのろいを6積み→適当に技を連打して時間を消費→残り10-7分くらいで霊テラのろいを撃って以後こちらがTODを仕掛ける→HP割合または残数で勝ちという流れを辿るおそろしいポケモンである。グライオンが来なくても,適当に誰かを捕まえて眠らせて霊テラのろいをするだけで十分脅威である。

 毒状態はラムのみ+特性しゅうかくのコンボにより無限に回復できるので,グライオンは霊テラのろいをかけられた瞬間,自分だけがジリ貧になっていくことを悟り以下略

 

(引用元:漫画「鬼滅の刃」)

 

 ただし,サーフゴーには手も足も出ません。

 もし興味があれば以下も参照してください。

okpoke.hatenablog.com

 

《結果》

TN: O.K. 最終R2108 (115位)

 

《おわりに》

 3月以降いろいろと忙しくなる関係上しばらくランクマからは身を引くつもり(?)なので,今回最後に良い結果を残せて本当に嬉しいです。完全に1ロム特攻でしたが,初の2050チャレを乗り越えても気にせず突っ込む勇気を持てたことがよかったです。

 南国ナッシー対策で,来期の受け構築にサーフゴーが増えたらおもしろいですね笑

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

《Special Thanks》

 家をあけてくれたふぉーす,一緒に戦ってくれたラドゥン・しホピ・水素くん,各地で潜っていた京ポケの方々