時はシーズン5。災厄ポケモンご一行とカイリューとハバタクカミと賽富豪の時代。
これは,O.K.とそのサブロムが,そんな過酷なランクマッチ環境に氷統一で突っ込むという,無謀でおもしろいお話である――。
そんなお話を作ってくれたポケモンたちを簡単に紹介しよう。
☆最終レート1927.196, 順位979位
※サブロム(TN: 绝对零度戲法)は溶けました。
※サブロムTN由来: 氷統一といえば?―グルーシャ!
グルーシャといえば?―「絶対零度トリック」!
トリックは中国語で「戲法」。ぴったり6文字!
レンタルご自由にどうぞ。みんな凍ってしまえ~
[1] セグレイブ<炎> @たべのこし [アイスボディ] HABDS
このポケモン,名はセグレイブ。
ハバタクカミ・賽富豪・アーマーガア・テツノカイナ・ハッサム・受けループ等,氷統一に毎度毎度出てくるポケモンすべてを破壊するエース。
採用率約1%のアイスボディとたべのこしと天候ゆきと高種族値とオーロラベールが噛み合ってたくさんの奇跡を生み出したすごいポケモン。
セグレイブ『あまえるのPPを増やしてないハバタクカミが多い。これぞあまい。』
[2] フリージオ<水> @こうかくレンズ [ふゆう] HBS
別名「絶対零度トリック」
剣舞セグレイブが苦戦する受けポケモン(ブラッキー・チオンジェン・ラウドボーンなど)の前でみがわりをはって絶対零度の試行回数を稼ぐ。
特性ふゆうでどくびし無効,じこさいせいを習得する,イカサマでみがわりが割れないのがあまりにも優秀だった。
※当初,ひかりのこなを持たせていたが,技をよけなくていいから早く凍らせてほしい場面が多かったので,こうかくレンズを採用。
ぜったいれいどはこうかくレンズの補正がかからないと教えてもらった。私が愚かすぎたらしい。
[3] パオジアン<霊> @きあいのタスキ [わざわいのつるぎ] AS残りB
先発のコノヨザルを倒すため,練りに練られ開発されたポケモン。
コノヨザル対面,相手はステルスロックorドレインパンチしか押せないことを利用し,初手テラスを切ってテラバーストを撃つ。結果,きあいのタスキは温存され,相手は吹っ飛ぶかHP赤ゲージくらいまでいく。仮に耐えられても,こおりのつぶてを持つパオジアンを考えれば,次のターンに相手はノーマルテラスを切ったりできない。ゆえに,迷わずテラバースト連打でコノヨザルを無償突破できる。
[4] ユキノオー<闘> @ゴツゴツメット [ゆきふらし] HBS
いい感じのクッション,かつ,サポート要員として使われる。
思いの外固いので,パオジアンのせいなるつるぎを2耐えくらいはする。テツノツツミやカイリュー,イルカマンに後投げできるのも◎。
氷統一に出てくるチオンジェンに対しては,当然のようにテラスを切ってくれるので,やどりぎのたね+オーロラベールで起点にできる。
ほのおタイプが少ない/いない構築にはとりあえず投げておこう。普通に活躍する。
[5] テツノツツミ<水> @ブーストエナジー [クォークチャージ] HCS
貯めた水を20%の確率でやみくもにぶっ放し,時にプレイヤーの怒りを買うなんともかわいそうだが代えがきかないポケモン。ほぼ毎試合出す。
ハイドロポンプをあてるか否かで勝敗が決する試合が何百とあったらしい。
[6] クレベース<電> @こだわりハチマキ [がんじょう] AS残りH
先発びっくり最速こだわりハチマキ電気テラスクレベース。あまり選出しないいわゆるネタポケ。
S種族値28にもかかわらず,最速にするとアーマーガアまで抜けることを知ったので採用された。
ジバコイル・マリルリ・ディンルー・ニンフィアなどを上から破壊する。お相手は頭が混乱する。これもまた「絶対零度トリック」
特性がんじょうなので,ヘイラッシャのじわれも怖くないし,テツノドクガやイーユイ,ハバタクカミなどの耐久ペラペラ勢にも天下の一撃を与えられる。
◇基本選出について
★☆(1)先発セグレイブ+ユキノオー+テツノツツミorパオジアン
セグレイブが(テラスを切って)勝てそうなポケモンが並んでいる構築に出す。例えば,相手の構築が「賽富豪,テツノドクガ,ハバタクカミ,パオジアン,ディンルー,カイリュー」のような感じなら,迷わずこれでいく。剣舞をうまく駆使して戦う。
だいたいの場合セグレイブがHPを6, 7割残して相手の先発を倒してくれるので,その後はセグレイブのHPを大切にする立ち回りを心がける。ユキノオーに引いてオーロラベールを貼れるとなおよい。最後はテツノツツミに賭けることが多かった。
◇初手セグレイブ・パオジアン対面
お相手はせいなるつるぎorつららおとしが安定なので,炎テラスを切ってテラバーストを撃つ。きあいのタスキで耐えられるが,次のターンは一度ユキノオーに下げる(∵セグレイブのこおりのつぶてを考えるとふいうちしか押せないから)。そうすると,またせいなるつるぎを撃たれるが,ゴツゴツメットで勝手にお亡くなりになる。だから,オーロラベールが安定する(つららおとしで突っ込んできてもなんとかなる)。
◇初手セグレイブ・ディンルー対面
最終日特に頭を抱えた対面。とりあえずはテラスを切らず剣舞する。氷統一にステルスロックは絶対撒きたいはず,にもかかわらず,カタストロフィから入ってくる場合は突撃チョッキが濃厚で,どのみち1剣舞きょけんとつげきでは倒せないのでもう1回剣舞する。それくらいセグレイブの耐久はある。
ステルスロックから入ってくる場合,次はふきとばしを押されるので,きょけんとつげきで突っ込む。フェアリーテラスを切られているのが一番まずいが,炎テラスを切ってテラバーストを押すしかない...。
「氷テラスでいいのでこちらもディンルーを使わせてください」
★(2)先発パオジアン+ユキノオー+テツノツツミ
お相手の構築にコノヨザルやエルレイドがいるときは必ずこちら。これらのポケモンはほぼ先発で来るので,そこを叩いていく。初手からテラスを切る。
コノヨザルがドレインパンチやステルスロックを撃ってきたら,きあいのタスキを残せる。万一じならしやがんせきふうじから来られたら,一度ユキノオーに下げるのが安泰か。
エルレイドに関してはせいなるつるぎを透かされ,かつ,こちらが霊テラスを切っているからか,経験上2ターン目はほぼほぼかげうちを押してくるので,こちらもふいうちでOK。エルレイド使いは前に突っ込みたがるようだ。
(3)先発クレベース+テツノツツミ@1
クレベースが初手に出して戦えそうなときに気まぐれに使う。マリルリ・ジバコイル・ヘイラッシャなど,有利をとれそうなポケモンが複数いる構築に投げるとよい。
(4)先発フリージオ+テツノツツミ@1
セグレイブの剣舞でどうにも破壊できなさそうな受けループには大体フリージオが刺さる。水テラスを切ることで,ラウドボーンに有利に動けるのが極めて大きい。
◇あとがき
サークル内に氷統一を使う先輩がいて,しかもその先輩と高校が同じという縁があったので,今回氷統一に挑戦しました。思いの外楽しく,充実した1ヶ月を過ごせました。SV発売後万年4桁をウロウロしていた中,まあそれなりの結果になったのでよかったです。絶対零度トリックを決められた皆さん,ごめんなさい(笑)
それでは,ここまでお読みいただきありがとうございました!
[1] セグレイブ H252-A↑124-B76-C↓-D4-S52
Hは全振り,Aは4振りハバタクカミがA+2礫で50%で落ちる,BDはBを優先,Sは実況者くろこさんが動画で紹介していたチョッキセグレイブ抜き抜き。大体のハバタクカミは耐久に振ってる印象があるので,おそらくAの調整が不適切と思いつつ結局変えていなかった...。
[2]フリージオ H236-A↓-B92-S↑180
Hはみがわりのため4n+1,Sは受けループの中で最速と思われるウインディ(95族)抜き,残りB。
[3]パオジアン A252-B4-C↓-S↑252
最速は譲れない。
[4]ユキノオー H220-A↓-B↑220-S68
Sは4振りアーマーガア抜き。Hはのろい対策で4n+1,残りB。
[5]テツノツツミ H12-A↓-C244-S↑252
やはり最速は譲れない。Hはみがわりのため4n+1,残りC。
[6]クレベース H4-A252-C↓-S↑252
最速は譲れない!?
以 上