「ワーオ! きみー つよいんだなー!」
※金ネジキに至るまでの諸々や,バトルファクトリー全般についてなど,思ったことを自己記録用にグダグダ書いている(誰が読んでもわかりやすく書いたつもりではいます)。一部,ファクトリー常習者向けの分析などあり。詳しいルールなどは,Kトさんという,何千時間もやりこんでいる方のHPを見ていただくのが良いかと。とんでもなく長い文章になってしまった.........
バトルファクトリーは,ポケモンをレンタルして連勝数をのばしていく施設。第4世代Pt,第5世代HGSSに存在する。剣盾環境よりは明らかに育成が面倒なので,その手間が省けるのは大きい。しかし,その内実はまさしくポケモン最高峰の闇のゲーム。いわゆる”フロンティアクオリティ”が待ち受けている。
・せんせいのツメの異様な発動率(特に初手)
・ひかりのこな連続発動
・回避率1upで技をほぼかわす
・しびれない,ひるまない,こおりはすぐ解け,すぐ起きる
・一 撃 必 殺 は 必 中?? など,プレイヤーが多大な不利・理不尽を押し付けられることの総称がフロンティアクオリティなるもの。このような極限の状況下であれこれ思考をめぐらし勝利を積み重ねることにこのゲームの真髄がある。
ここまで ドキドキバクバクさせられたの いつ以来かしら!←冗談抜きで。
21戦目と49戦目に,ネジキというフロンティアブレーンと戦う。21戦目の通称銀ネジキにはたどり着きやすい(なぜなら,20戦目までのAIはアホで,技選択が完全にランダムだから)。22戦目から28戦目もAIはアホなので変なやつに遭遇しなければ勝てる。変なやつに遭遇しなければね()
↓ 変なやつの典型例。ひかりのこな所持個体でなお苦戦。最終的にギガインパクトで突破できたが......。
剣盾の裏の王的存在も当然一撃。 痛烈!一閃!
↓ ムクホのハチマキブレバを耐えてきた化け物。ふぶき外しでセーフ。当たったら試合終了だった。
↓ かわいいラティアス。ドット絵の魅力??ひかりのこなを確保できたのも大きかった。
問題は29戦目以降。賢くなったAIが必ず最大打点技を打ってくるので,途端に難しくなる。特に恐怖なのが,一撃必殺技を平気で最大打点技とみなして容赦なく打ってくること。今回,せんせいのツメじわれホエルオーなるものに2回も遭遇。フロンティアクオリティと相まって,2回とも初手つめ発動→じわれ命中というムーブをされ,ミロカロスとライコウを失い,絶望しかけた。慣れてないと確実に発狂する。もはや恐怖なんてものじゃない。
そんなこんなで極限の戦いを制すれば49戦目に金ネジキに出会える。やっと。。。
7周目(43-49戦目)のガチャ
バトルファクトリーは7戦を1周と数え,周が新しくなるごとに一度手持ちポケモンをリセットされる。そして,提示された6匹のなかから3匹をレンタルするという運ガチャをする。運命の7周目のガチャでは,
(先発)ライコウ @シュカのみ ひかえめCS
・ラティオス @きあいのハチマキ おだやかCD
・ガルーラ @ちからのハチマキ いじっぱりHA きもったま
ギガインパクト・じしん・かみくだく・げきりん という3匹を選択。
←威厳あるライコウ
・リングマ @どくどくだま いじっぱりHA こんじょう
からげんき・ばかぢから・かみくだく・まもる と迷ったが,Sが低いので抜き性能が低く,断念。伝説2匹引けている地点で当たりのガチャだったのだろう。ところで,同じポケモンに対して型は4つあるのだが,異様なまでに酷評を受けるかみなりのキバ物理型ライコウが存在するとかしないとk...ゲフンゲフン))
ところで,バトルファクトリーでは相手に一度勝つたびに,相手のポケモン一体と自分のポケモン一体を任意で交換できる(ただし,相手ポケモンのステータスなどはその戦いの中で得た情報からしか判断できず,すべてを知るのは実際に交換した後になる)が,結局金ネジキ戦までこのパーティーで固定された。
結果,シュカのみライコウがMVP。10万2発でだいたいは崩せる。不利対面でも最悪相手に一撃与えて後続につなぐという役割が持てるので,先発においてSが早いポケモンは極めて重宝する。そして,苦手なじめんタイプはだいたい特殊方面は脆いので,神通力でごり押せることも多かった。ひるみ2割を踏まえれば,こちらに分があるとすらいえる。裏に特性ふゆうのラティオスが控えていたのも本当に大きかった。
シュカのみ→
わざわいポケモンの恐怖
( )が 人前に 現れると 必ず 地震や 津波などの 災害が 起こったので 災いポケモン という 別名で 呼ばれた。(オメガルビー)
( )には何が入るだろうか?
・
・
・
・
・
・
答えはアブソル。あく単タイプ。イメージこそ薄いが攻撃種族値があのガブリアスと同じ130。このポケモンに7周目で2度も同じ型に遭遇し,異様なまでに苦しめられたのが私である。名前通り,わざわいをもたらしてきた。
HAアブソル「まずメロメロしてでんじはまいていばって最後におしおきや!」
「ついでにせんせいのつめゲーしかけるで!!」
はい,つまりはそういうこと。とんでもない型。おしおきはあくタイプの威力60のわざだが,タイプ一致で打ってくるのでそこそこ強く,下手に裏のポケモンで受けると存外削られる。相手が能力上昇してると,能力上昇ランク×20 威力追加される。ツメがとんでもないほど発動して,ツメいばる→混乱自傷→また混乱自傷→おしおき威力100(150)というムーブを4回ほど見させられた( ;∀;)( ;∀;)
でも,自分が使うとこういうポケモンはだいたい弱い。ツメは発動しない。相手はしびれたり自傷したりしない。メロメロでも止まらない。だから,アブソルを手に入れようとは思わない。結果,どこかでまたせんせいのツメポケが出てくる。
結論:フロンティアクオリティの一語で説明終了。
4(n-1)の法則の例外?
ここでの発見はバトルファクトリー界への多大な貢献?となるかもしれない。
一般に,ポケモンの個体値は周ごとに以下の法則に基づいて決められている。
個体値=4(n-1) (ただし, nは現在の周)
だとすると,7周目のポケモンは,4(7-1)=24になるはず。しかし,7周目のガチャで引いたライコウ・ラティオスはなぜか個体値31であることを確認した。つまり,準伝説の個体値は一律的に31とされている可能性があるといえるのではないか。他の周ではどうだか知りませんが。
7周目途中で(仮説とはいえ)この例外に精神的に救われた。
相手のラス1いじっぱりASバシャーモに対し,こちらは残りラティとガルーラ。残り数では圧倒的有利だが,ラティもガルーラもS無振りなので,ガルーラはもちろん,ラティもバシャに抜かれてるのでは?という疑惑が頭をよぎる。ガルーラはかなり耐久はある(持ち物なしフーディンのきあいだまを乱数に持ち込めるくらいはあるし,リーフィアの急所リフブレも実際に間一髪耐えた)が,バシャの一致ばかぢからはさすがに無理なので,どのみちラティに賭けるしかない。ラティはバシャのつじぎりを耐えるが,急所が怖すぎる。
自分を落ち着かせたかったのか,おもむろにダメ計を繰り返したり実数値計算をしていっても,個体値が同じとき,無振りラティは準速バシャを抜けない現実がやはりあったが,ふとラティの実数値を見るとなぜか個体値が31相当になっている。ライコウを見るとやはり31。しかしガルーラは24。あれ・・・??
ここで,準伝説の個体値は一律的に31とされている可能性があるという仮説を勝手に立て,再度実数値計算をするとなんと個体値31のラティなら個体値24のバシャを抜けることを知る。ネットを見てもどこにも書いてないので,相手のバシャも実は個体値31なんじゃないのか?などいろいろ思ったがもうこの仮説を信じて突っ込んだ。
結果はラティが先に動いて勝利。安堵安堵。
>>>
S256 S252
AIの行動パターン(デメリット系)
こちらも密かに発見。
7周目途中には,キノガッサにも遭遇した。わざ構成は,ギガインパクト・きあいパンチ・タネばくだん・キノコのほうし。既知の事実として,ギガインパクトなどの動けなくなるデメリットを持つわざはAIが特に嫌うので,最大打点だとしてもほぼ選ばれない。また,調べたらばかぢからなどの能力減少デメリットを持つわざも嫌うらしい(ただし,リーフストームやりゅうせいぐんは平気で打ってくるのでもう少し調査が必要とのこと)。
一方,ソーラービームなどためるデメリットわざや,フレアドライブなど体力減少デメリットわざは平気で打ってくる。
ここで,眠らされたラティオスに対し,キノガッサはずっとタネばくだん(威力80×1.5×0.5=60)を連打してきた。ギガインパクトを打ってこないことはわかっていたが,きあいパンチ(威力150×1.5×0.5=112.5)を打ってこないことには正直驚いた。きあいパンチの方がダメージは入るはず。
つまり,相手の攻撃により失敗するデメリットわざもAIは嫌っているのだろう。
ついに48戦目
48戦目のお相手は,
(先発)ネンドール @カシブのみ ゆうかんBD
・ホエルオー @カゴのみ わんぱくHBD
うずしお・どくどく・ドわすれ・ねむる
・フォレトス @オッカのみ ゆうかんAB
ジャイロボール・むしくい・リベンジ・カウンター えっ.........
ホエルオー 「またじわれ当てるぜ!」
3回目のホエルオーを見た瞬間,悪夢がよみがえった。
またライコウにじわれがあたるのか.....。ツメが発動するのか.....。
しかし,今回は型が違ったのでセーーーーフ。が,ライコウの10万ボルトはちゃっかり耐えて返しのうずしおで落としてきた。やっぱ怖い。。
ホエルオーに呪われてるのか?? とりあえず,無事に突破。いざ,金ネジキへ。
※ここからは金ネジキ戦の内容につき,ネジキのセリフなどが多数引用されます。
ネタバレを嫌う方は,ブラウザバック推奨です。
49戦目(金ネジキ戦)
冒頭にあるように,21戦目銀ネジキに勝つと,
「ワーオ! きみー つよいんだなー!」 と,手加減してますよ的な雰囲気が丸出しで,なにか素直に喜べず,かといって負けると,
「ワーオ! ぶんせきどーり!」 と,腹立たしい挑発言動を受けるわけである。要は,銀ネジキ戦の後味は結果によらずあまり良くないのだ。
そして22戦目以降の闇地獄を抜けてはるばるたどり着いた金ネジキは,戦闘前のセリフも銀ネジキ時とは大きく異にする。
「ジーーーーー! この ちょうさ・ぶんせきマシン ごえに みえるのは!
なるほど きみが レンタルしたのは
ライコウ ラティオス ガルーラ なるほど! いい くみあわせだなー
おたがいを たすけあう ゆうじょうたっぷりの チームだなー
むー そーだなー 82パーセント ってトコ?
あ いまの すうじは きにしないで!
んじゃ いきまーす! こんかいは まけないですよー!!」
ネジキは戦闘前に謎のパーセントを提示してくる。ただ,この数値が何を意味するのかはよくわからない。また,数値の幅も異様に広い。12パーセントから98パーセントまで言われたことがあり,正直ランダムに言ってるのはほぼ間違いない。
ネジキのポケモン
(先発)フライゴン @ラムのみ いじっぱりAS
・メタグロス @せんせいのツメ いじっぱりHA
コメットパンチ・しねんのずつき・じしん・だいばくはつ
・フーディン @たつじんのおび ひかえめCS
※あらかじめ,エスパータイプが得意(=3体中2体以上はエスパータイプを含む)と告げられていた。
※同じポケモンにつき型は4つあるが,金ネジキはその中で最も強力とされる型を必ず使ってくる。
エスパーが来なくて驚く。ライコウのシャドボで数的有利をとりにいく計画だったので誤算。それでも,裏2体はエスパータイプとわかっているだけで少し安心した。
とはいえ,この対面勝たないとまずい。万一ライコウが負けると,ラティはSが抜かれているのでげきりんで縛られていて,ガルーラもげきりんでかなり削られる。せっかく特性ふゆうのラティがいるからといってじしん透かしでラティにひくと試合が終わりかねないので,じんつうりきで強行突破を図る。
結果,急所引きという豪運に恵まれた。これによって,ひるみゲーに賭けることなく,シュカのみで確実にじしんを耐えて,相手の交代も考慮したシャドボで勝ち。ガブリアスならやっぱ怪しかったのかなぁ。フライゴンさん...。
案の上エスパーは来た。が,またまたとんでもないのを引いてしまった。せんせいのツメはあかんですって!!このグロスはプレイヤーからの評価がめっぽう高い個体なだけに,相手にすると異常に強い。
とりあえずライコウは10万で切って,後続に託すことにした。しかし,600族のグロス固すぎる。10万で半分削れないのはさすがの一言。そして,返しのコメパンで一撃。コメパンならワンチャン耐えるか?という浅はかな希望はむなしくついえたのだった。
↑ ガルーラ対メタグロス。
ツメが発動しないことを祈りつつじしんを選択。ツメの発動はなかった。また,このHPのグロスを落とせるのかも不安だったがなんとか落とせた。ありがとうガルーラ。
↑ ガルーラ対フーディン。
残りもエスパーということはわかっていて,なんとなくフーディンっぽいなと思っていた矢先にフーディン登場。金ネジキが使うフーディンはおび持ちできあいだまとシャドボを搭載していることは把握していたので,
「あれ,俺ここまで来て負けるのか?」とすら思えてきた。ラティはおだやかD振りとはいえ,シャドボ2耐えはきつい。かといって竜波で落とせる気もしない。ガルーラは持ち物補正ありのきあいだまは耐えない。ゆえに,ガルーラがきあいだまをかわすか,ラティが竜波を急所にあてるかという運ゲーと化したのである。
結果はきあいだま外し!!よっしゃあ!!!
この瞬間,ポケモン至上最高の喜び・安堵・達成感諸々を大いにかみしめた。かの金ネジキに今,勝とうとしているんだと。
一撃以外ありえない。
そして無事に勝利をわが手中に。
「ワーオ! ワーオ!!
きみー つよいんだなー!!」
冒頭にある銀ネジキおなじみのセリフに「ワーオ!!」がもう一つ付け足された。金ネジキに勝った時は,このセリフを聞いて後味が悪いなどと感じることはなかった。というか,それどころではなかったのだろう。
おそらく,
・ライコウがじんつうりきを急所にあてる
・メタグロスのツメが発動しない
この3つがすべて満たされたことで勝てたのだろう。どれか1つでも欠ければ多分負けていた。ああ,豪運に恵まれたんだなとつくづく思う次第である。
2022.8.13 23:00頃
バトルファクトリー 49戦目 金ネジキに勝利.
おわりに
今回,400時間以上の激闘を経て,金ネジキにたどり着き,無事に勝利を収めたわけだが,結局この施設では何が大事なのだろうか。豪運??実力??―――
金ネジキ戦に関しては豪運が結果を左右したが,それまでには実力が結果を左右した部分も少なくはなかった。特に,賢いAIと戦う中で,いかにして被害を最小限に食い止めるか・何をすれば最も勝率が上がるのかなどを考えることは常に求められていた。おそらく,豪運も実力も同じくらい重要なのだろう。
この記事を読んで少しでもバトルファクトリーに興味を持っていただけたのならうれしい限りである。ぜひ,実際に手に取って遊んでみてほしい。見るだけではわからない臨場感が待っている!!また,聞きたいことがあればいつでも聞いてほしい。
2008年のゲームにも関わらず,いまだに有名実況者の金ネジキチャレンジはさかんに行われていることが,この施設の奥深さ・魅力云々を物語っている。そこに足を踏み入れない損はない。私はこれからは剣盾のランクマを頑張ろうと思っているが,どこかでこの経験が生きるといいなと思っている。
人生は与えられたポケモンでの真剣勝負。
配られたポケモンに文句をいうよりもどう使いこなすかが大事なのさ。さあはじめよう……。
勝ったものがすべてを手に入れ,負けたものにはなにも残らない,そんな勝負こそが生きている証……。
以 上